2021.10.15 交通事故
保険会社と交渉するも後遺障害の逸失利益を一切認めないため訴訟したら671万円から1,345万円で解決できた事案
事例まとめ
案件概要
居眠り運転していた車に正面衝突され、右前額部を三日月形に11センチ挫創した。保険会社の提示額は671万円。保険会社と交渉するも後遺障害の逸失利益を一切認めないため訴訟した。裁判において和解案1,345万円が出され同意し解決しました。
相談時
居眠り運転でセンタラインオバーしてきた車に正面衝突される。被害者の右前額部を三日月形に11センチ挫創した。
保険会社の事務的な対応に立腹して相談された。
当事務所の活動と解決
相談者は会社員の男性の営業担当者である,約8カ月治療して症状固定として後遺障害申請して「外貌に相当程度の醜状を残すもの」9級が認定された。
相談者は営業なのでお客様と面談することが多く,初めて会う客には額の傷が生々しいので怖がられる場合も多く営業活動に支障が出ていたことを踏まえて後遺障害の逸失利益(後遺障害により収入が減少する額)を算定し保険会社に2,781万円請求した。
保険会社の回答は後遺障害の逸失利益を認めないばかりか損害を圧縮して671万円であった。保険会社と交渉するも後遺障害の逸失利益を一切認めないため訴訟した。
裁判において和解案1,345万円が出された。一定期間の後遺障害の労働能力喪失期間が認められたので和解案に同意した。保険会社も和解案に同意し解決に至った。
担当弁護士コメント
相談者も後遺障害逸失利益が認められたので和解額に満足された。男子の外貌の醜状の場合後遺障害の逸失利益で争われることが多い。同様の事故の場合には先ず弁護士に相談することです。