2017.5.30 刑事
刑事弁護-国選はダメ?私選がいい?のうそとほんと-
先週、大阪高裁で行われた刑事事件の法廷で、被告人が弁護士に対し、「接見に来ない。手紙を書いても返事がない。国から金をもらってる国選弁護人なのにどういうことだ」と怒鳴り、スリッパを投げつける!という事件がありました。
時々、「国選弁護人で大丈夫なのか」とか「私選にした方がいいのではないか」というご相談を受けます。私選弁護ですと費用が高くなるわけですから、皆さんそう思われるのも無理はありません。
ですが、基本的に、国選弁護人だからだめ、私選の方がいい、というわけではありません。私選でも国選でも、弁護人の職責、責任は同じです。ただ、国選弁護人は、裁判所から選ばれた弁護人。私選弁護人は「あなたが選んだ弁護人」です。そこのところの便利さが違います。
まじめな弁護士であれば、国選だろうと私選だろうと同じようにきっちり仕事をするでしょう。ですが、ご不安をお持ちの方は、お電話ください。わたしたちもお力になれます。